英語で「久しぶり」はどう言う?ビジネスやメールで使うフレーズ25選
久しぶりに友人に会ったときや仕事の取引先の担当者と久しぶりにやり取りをするとき、英語では何と言えば良いのでしょうか?
学校の英語で最初に習う「久しぶり」のフレーズは「Long time no see.」というケースがほとんどです。しかし、ほかにも「久しぶり」に当たる英語の表現はあり、ネイティブがよく使うのは実は別のフレーズなんです!
オンライン英会話なら、ネイティブならではの「久しぶり」の表現なども身につけることができます。
今回は、英語の「久しぶり」というフレーズについて、カジュアルな表現からビジネスで使える表現まで、そして会話やメールでの言い方について紹介していきます。
■カジュアルな英語の「久しぶり」のフレーズ
まずは、友達や家族に使えるカジュアルな「久しぶり」の英語のフレーズから紹介します。
・It’s been a while.
・It’s been a long time.
・It’s been ages.
日本語で友達に「久しぶり!」と言うような、英語のカジュアルなニュアンスの「久しぶり」フレーズはこの3つ。いずれも「It’s been+期間」という形で、「It’s」は「It has」の略、「have+過去分詞」は継続を表す現在完了形です。
いずれも時が経っている状態を表す表現で、「a while」はしばらく、「a long time」は長い間、「age」は年という意味があり、複数形にすることで長い間という意味になります。
いずれも漠然とした期間を表しますが、感覚的には「a while」は会っていなかった期間が比較的短いときに用いられ、次に「a long time」で、「ages」は長い年月会っていなかったときに使われる表現です。
また、「a short while」と「short」を加えることで、比較的短い期間と明確にできます。
・Long time no see.
・Long time no talk.
学校の英語で最初に習う「Long time no see.」は、ネイティブはあまり使いませんが間違いではなく、しばらく会っていないというニュアンスの表現。
「see」が入っているので、電話やメールなどでは違和感があり、実際に会っているときに使う表現という点に注意しましょう。「Long time no talk.」は久しぶりに話をした場合に使う「久しぶり」です。
■ビジネスで使える丁寧な英語の「お久しぶりです」のフレーズ
ビジネスの場などで「お久しぶりです」と英語で丁寧に伝えたいときは、簡略していない英文を用います。
・It’s a pleasure to see you again.
・Good to see you again.
・I haven’t seen you for a long time.
「It’s a pleasure to see you again.」や「Good to see you again.」は直訳すると、「あなたに再び会えて嬉しいです」というニュアンスの表現です。
「I haven’t seen you for a long time.」は直訳で「あなたに長い間会っていない状態です」という意味から、日本語では「ご無沙汰しています」といったニュアンスになります。
■英語で「久しぶり」の後に続くフレーズや返事の仕方
実際の会話では、「久しぶり!元気にしていた?」と聞くなど、「久しぶり」の後に言葉をつなげて話すことが多いのでは。英語で「久しぶり」の後に続くフレーズや返事の仕方をみていきます。
・How have you been?(元気にしていましたか?)
「久しぶり」に続くフレーズの基本は「How have you been?」で、「元気にしていましたか?」や「どうしていましたか?」という意味です。これまで元気に過ごしていたかを尋ねるため、現在形の「How are you?」よりも、現在完了形の「How have you been?」の方が適切なのです。
この質問に対しての返事となるフレーズの例を挙げていきます。
・I have been good.(元気にやっています。)
・Never been better.(とても調子が良いです。)
・Same old.(前と変わらないです。)
・Not bad.(悪くはないです。)
・Not so great.(あまり良くはないです。)
また、返事の後には相手にも聞き返すフレーズを付け加えましょう。
・How about you?(あなたはどうですか?)
このほかに、英語では「久しぶり」の後にこんなフレーズを続けることもあります。
・It’s good to see you.(会えて嬉しいです。)
・Nice to see you again.(また会えて良かったです。)
・You’ve become so beautiful.(とてもきれいになりましたね。)
・You haven’t changed at all.(少しも変わってないですね。)
・You look great.(元気そうですね。)
・What have you been up to?(最近、どうしていましたか?)
「What have you been up to?」と聞かれて、特段変わったことがない場合には、たとえば、「Nothing much.(特に何もないですよ。)」と答えましょう。
<久しぶりに会ったときの会話の例>
James:It’s been ages. How have you been?(久しぶり!元気だった?)
Masako: I have been good. How about you?(元気にやってるよ。あなたはどう?)
James:Same old.You’ve become so beautiful.(僕は前と変わらないよ。きれいになったね。)
Masako: Wow!Thanks.(まあ、ありがとう。)
■手紙やメール、SNSで使う英語の「久しぶり」のフレーズ
手紙やメール、SNSでは友人などに対しては、こんなカジュアルなフレーズも使われています。
・Long time, no e-mail !
・Long time, no chat !
「Long time, no e-mail !」はメール、「Long time, no chat !」はSNSのチャットで使えるカジュアルな「久しぶり」のフレーズです。
ビジネスの手紙やメールでは、日本語では「ご無沙汰しております」のニュアンスとなるように丁寧な表現を用います。
・It has been a long time since we last met.(以前にお会いしてからご無沙汰しております。)
・It has been a long time since I last contacted you.(以前にご連絡を差し上げてから、ご無沙汰しております。)
「It’s」と略さずに「It has」と書くと丁寧な表現になりますが、同僚や親しい取引先の担当者であれば、略しても構いません。また、「since」を入れて、いつから久しぶりなのかわかるようにすることで、よりかしこまった文章になります。