フィギュアスケートを英語で楽しもう
フィギュアスケートはウィンタースポーツとして、多くの人が関心を寄せるスポーツ。
フィギュアスケートの用語は英語ですが、海外に観戦に行ったり、北米にフィギュアスケート留学したりするなら、英語を身につけておきたいもの。
オンライン英会話なら、渡航前の忙しいときでも都合に合わせて、レベルに合った英語を学ぶことができます。
ここでは、知っておきたいフィギュアスケートの基本的な用語を中心に紹介します。
■ フィギュアスケートで知っておきたい用語
スケート用語は英語ですので、カタカナで覚えたものがほぼそのまま海外でも使えます。日本語に置き換えられている用語も、実況などで英語の用語を耳にする機会が多いかもしれません。
⛸ フィギュアスケートの採点のルール
Total Element Score(技術点)
Program Component Score(演技構成点)
フィギュアスケートは大きく分けて、技術+構成―減点で評価されます。
「Total Element Score」と「Program Component Score」の合計から減点を引いた得点で順位が決まります。
「Total Element Score」は、「jump(ジャンプ)」と「spin(スピン)」、「step(ステップ)」などの難度に応じた「Base Value」と出来栄え点といわれる「GOE」の合計。
「Program Component Score」はスケーティング技術や演技力などを評価するものです。
⛸ ジャンプの種類
フィギュアスケートの見どころであるジャンプは6種類あり、そのまま日本語になっています。難易度の低く、基礎点が低い方から並べてみました。
Toeloop(トーループ)
Salchow(サルコー)
Loop(ループ)
Flip(フリップ)
Lutz(ルッツ)
Axel(アクセル)
半時計まわりの場合で、右足外側で踏み切ってつま先をついて跳ぶ「Toe loop」が最もやさしく、後ろ向きで左足内側のエッジで踏み切る「Salchow」が続きます。
最も難しい「Axel」は前向きで左足外側で踏み切って後ろ向きに着氷するため、他のジャンプよりも半回転多く飛びます。
・double jump(2回転ジャンプ)
・triple jump(3回転ジャンプ)
・quadruple jump(4回転ジャンプ)
たとえば、3回転トーループは「triple Toeloop(トリプルトーループ)」。日本語でも、2回転、3回転は「ダブル」「トリプル」をつけて、4回転は少し言いにくいですが「quadruple(クワドループ)」は日本では一般的ではありません。
⛸ スピンの種類
Camel spin (キャメルスピン)
Biellmann spin (ビールマンスピン)
Donut spin (ドーナツスピン)
スピンもそのまま日本語になっています。
「Camel spin」は直訳するとらくだスピンですが、ラクダ🐪はあまり関係ありません。片足を氷と平行にしてT字型の姿勢でまわるものを指します。
「Biellmann spin」は片足を頭上に上げて、スケート靴のブレードを片手または両手で持つスピンです。
「Donut spin」はキャメルスピンの変形で、片足を頭につけて丸くなった状態でまわります。
🌱 フィギュア豆知識
・Ina Bauer(イナバウアー)
上体をそらせてバランスをキープする「Ina Bauer」は、旧西ドイツの女性フィギュアスケート選手の名前からとられたものです。
⛸ フィギュア知っとこ!フレーズ
最後に使いこなせるとかっこいい英単語を紹介します。
その1. Land
・S landed a triple Axel.
(S選手はトリプルアクセルで着氷しました。)
動詞としての「land」には、「上陸する」や「着陸する」の意味があり、フィギュアスケートでは、「着氷する」の意味で使われています。
その2. Clean
・S is the first skater to perform a clean quadruple loop in competition.
(S選手は試合でクリーンな4回転ループを跳んだ初めての選手です。)
フィギュアでのクリーンなジャンプとは、エッジエラーや回転不足がない完璧なジャンプをいいます。
その3. Kiss & CryまたはK&C
・Y reacts at the “kiss and cry” with his coach.
(S選手はキスアンドクライエリアでコーチと一緒に得点を待ちます。)
選手とコーチが得点が出るのを待つ場所を「Kiss and cry」と呼ぶのは、おなじみですね。