【ビジネス英語】影響力の大きいビジネス書


言語を学ぶときに最初にすることは、本に頼ることです。本は学習速度を上げるよい方法ですし、言語における楽しみでもあります。英語の本を初めて手に取って、実際に理解できたときは本当に感動するものです。そして、本を読むことが簡単になるにしたがって、英語のスキルも上達していることを感じるでしょう。

今回は、今まで書かれた英語のビジネス書の中でも特に優れている本を5冊ご紹介しましょう。古いものもあれば、新しいものもあり、フィクションもあれば、そうでないものもありますが、どの本もビジネス英語のスキルを上達させてくれることは保証できます。

**ビジネス書は読解力の訓練になるだけでなく、ボキャブラリーを増やし、職場環境でネイティブスピーカ―が実際にどんな英語を話しているのかも教えてくれます。**英語のビジネス界で働きたいと思っている人なら誰でも興味深いと感じる本ではないでしょうか。

1. The Wealth of Nations「国富論」アダム・スミス(1776年)

今回ご紹介する中でも群をぬいて一番古い本ですが、だからといって現在に通用しない内容というわけではありません。スコットランドの経済学者にして倫理学者であるアダム・スミスの最高傑作で、世界で初めて何が国民の冨を築いたかを記述した本で、依然として古典派経済学の基本的な著作物として読み継がれています。

この本は、産業革命初期の経済状況に対する反応を通して、分業、生産性、自由市場といったかなり幅広い話題に触れています。驚くべきことに、1776年にスミスが使った「分業」、「見えざる手」、「自由市場」などの表現は、経済の世界において2014年の現在でもいまだに使われています。

2. Memos from the Chairman「会長からのメモ – 機知とユーモアの経営」アラン・グリーンバーグ(1996年)

大手の投資銀行で働くのがどんなものかを知りたい人にはこの本はぴったりです。現在は存在しない投資銀行ベアー・スターンズの会長からの従業員へあてたメモを収集したもので、グリーンバーグの考え方を垣間見ることができるだけでなく、金融業界で働く毎日の生活がどんなものかという断片も知ることができます。

ユーモアがあって教育的なこの本の新版では、史上もっとも成功したビジネスマンで、この本の大ファンでもあるウォーレン・バフェットが紹介をしています。

3. What Color Is Your Parachute? A Practical Manual for Job-Hunters and Career-Changers「あなたのパラシュートは何色?」リチャード・ボウルズ(2013年)

自分の職業の方向性について少し迷っている人にはぴったりな自己啓発本です。「あなたのパラシュートは何色?:職探しとキャリア・チェンジのための最強実践マニュアル」は、人生において自分が何をしたいのかをまず見つけ出させることで、たくさんの人の夢を実現する意欲をかき立ててきました。

感動を与えたり、やる気を起こさせる言葉や方法に溢れているので、自分が次に何をしたいのか、そしてどんなところで働きたいのかについて、もっとはっきりした見通しを立てることができます。

4. Steve Jobs「スティーブ・ジョブズ」ウォルター・アイザックソン(2011年)

ビジネス書とビジネス英語を探求することに関していえば、伝記も素晴らしい手段です。多くの最高経営責任者やビジネスリーダーが自伝を書いたり、自分についての本を書かせています。これは、ドナルド・トランプ、ジョン・D・ロックフェラー、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックの共同創設者)のような歴史的に成功したビジネスマンにいえることです。

テクノロジー・ビジネスに興味がある人には、このアップルの最高経営責任者スティーブ・ジョブズの伝記は必読です。複雑な男であるジョブズと、テクノロジーがどうなっていくのかという彼の見通しを浮き彫りにする、洞察力に溢れた本です。

5. Good to Great: Why Some Companies Make the Leap … and Others Don’t「ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則」ジム・コリンズ(2001年)

これは、会社の規模を問わず、自分の会社を卓越して長続きするように変化させることを目指している経営管理者や事業主には必読書です。実務レベルでのビジネスの仕組みを学べるだけではなく、経営能力も学べ、実際のビジネスの事例も読むことができますから、会社の報告書や正式な書類で使われているようなビジネス英語についての見識を与えてくれます。

あなたは最近どんなビジネス書を読みましたか?ビジネス英語を勉強している人にお勧めの本はありますか?下のコメント欄から私たちにも教えてくださいね。